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給与交渉はどのようにしましたか。
面接時で自分から給与について切り出したことは一度もありません。自分がどのくらいの利益を出しているのかわからなかったからです。
低い金額を自分で提示するのもイヤでしたが、多すぎる金額の提示なんかは私には出来ませんでした。例えそんなことが通っても長続きはしないことは明白です。人間関係もギクシャクしてきます。
私の給与に対する考え方は、プロ野球の世界と同じでいいのではないかと考えています。プロ野球の世界では、チームの監督よりスタープレーヤーの方が年収が高いんです。これと同じで私(理事長)より貢献度の高い業績のある先生(勤務医)には私以上の給与もありという考え方です。
実力のある先生が高級になるのは当然だし、高級車に乗るのもステキじゃないですか。これ以上はダメなんていう枠組みは出来るだけ少ないほうが良いと思います。職場に成長を喜んでくれるとか、収入がアップするのを支えてくれる考えがあるかどうか等が、重要なポイントになります。
専門書は、1ヶ月どのくらい購入していましたか。
卒後1年目は、毎月2万円以上の専門書を購入することを実践していました。これが適正かどうかわかりませんが、とにかく勉強しなくてはという気持ちはありました。
それと、勉強している先生は自然と良いオーラが出るということも研修会なんかに参加するとわかりました。
ここでのポイント:結果は、500人/月以上の患者数です。もっと勉強すれば1000人になったのかもしれません。とりたてて、特徴の無い自分(プロフィールをご覧下さい)がここまで来れたのかと充分満足しています。勉強は増患につながります。
卒後1年目は、どのくらい給与をもらっていましたか。
1ヶ月現金で税込みで16万円、賞与なし、交通費なし。当時の私はこれで充分満足していました。だって、仕事が出来るという実績ゼロでしたから。とにかくがんばったという記憶しかないのですが、3年後には給与は4倍になっていました。
勤務先の医院での面接で給与交渉は、一度もしたことがありません。わたしの勤務姿勢と信頼をみてのボスの判断でこうなりました。今でも感謝しております。こういう関係だと双方にストレスがなく疲れません。
ここでのポイント:給与は高い方が良いです。ここで重要なのは、自分から決めなかったこと。周りが決めてくれたこと。それで、給与が高いというのが一番理想なんです。
だから、その状態が長続きしたんです。勤務中に、これこれの条件でうちへ来ませんかという誘いもありました。ボスに感謝していた私は現在より高給の条件でしたが、丁寧にお断りいたしました。私への信頼の証として。
その後どうなったかって。 神様は私を見捨てませんでした。少し時間はかかりましたが、その誘いの高給より上の状態になることになりました。誠実にコツコツと人生を歩めば、結果はきちんとついて来ます。
自信のない先生ほど、いろいろな理由をつけて最低保証額などを求めてきます。そういう先生はその後あまり成功されない場合が多いようです。だから、勤務医時代の仕事への姿勢は大切なんだなあとつくづく感じるわけです。面接の言動で将来をある程度予測されちゃうなんて、怖いと思いませんか。
勤務医時代に一番最初に身に付けることは何でしょうか。
私がしたのは、院長より早く出勤する習慣を作ること。
ここでのポイント:小さなことでかまわないので自分に出来ることで周りが喜ぶことから始める。
一つ目が出来たら二つ目の行動に移ります。このひとつずつ増やしながら身に付ける習慣を進めていくと、ある日臨界点を向かえ状況が一変します。この体験は、自分もびっくりですが、必ずおとずれます。
このような習慣は、運を引き寄せる作用があるように思います。 コツは、うわべだけ真似してもダメです。長い受験勉強の後に、国家試験に合格するように、ある日、目の前に結婚相手が現れるように、気が付いてみたら、院長になっていたとか。
勤務医時代の前半で押さえておきたいこと。
新患の患者さんが来た時に、保険診療の範囲で対応が出来ること。とりあえず、自分ひとりで対応できるようになることです。
勤務医時代の中半で押さえておきたいこと。
自費診療ができるようになること。これは、自分を高める為には非常に効果的です。軌道に乗れば、自分の収入アップにもつながってきます。患者さんのニーズの多様化からすると、自費診療なしの歯科医師人生はありえません。
この辺から、楽しくなります。自分の思いが診療に活かせるからです。少しは自分のご褒美として、贅沢も楽しんでください。
勤務医時代にものすごく大切なのに忘れてしまいやすいこと。
患者さんが医院の看板で来ているのか、自分の魅力で来ているのかを意識して診療できているかどうか。要は、自立できているかどうかということです。
自立できていなければ、自立の準備を着々と日々進めているかということです。ここでの自立は、自立=開業を言っているのではありません。自分の患者さんをきちんとこなして、増患していく手ごたえを感じているかということです。
ここでのポイント :いつの時代もどのような環境でも通じる自分の確立を日々の目標とすることです。
勤務医時代に身に付けておいて本当に良かったことは何ですか。
保険診療と自費診療。そして、これはあまり言いたくないのですが、患者さんが増えていく手応え。これを大切にしてきたので今の私が歯科医師として20年目を迎えることができたと思っています。
ここでのポイント:時代を考えると、以前は、開業=成功みたいなところがありましたが、これからは開業しても閉院に追い込まれるところも増加してきました。
「患者さんが増えていく手ごたえ」を早く体験した先生が勝ち組歯科医師の仲間入りをすることになります。勤務医か開業かのこだわりはこの後に考えても決して遅くはありません。
女性歯科医師に明るい未来はありますか。
考え方とやり方がしっかりしていれば大丈夫と思われます。基本的にはこの職業は男女差がありません。時間的なことを考えるのであればパートで勤務すれば良いと思います。
他のところでも書いているのですが歯科医師全体の平均で見るのなら未来はあまり魅力的でないと私は思っています。しかし、自分で明るい未来をイメージしてそこに向かうような生き方が出来るのなら明るいと考えています。
自分に必要な幸せは自分で作るが基本です。このサイトではこのような積極的な方にプラスになるヒントを出しています。
付録:世の中は不平等である。なぜって、幸せがやってきて欲しい人には何も来なくて、自分で作るんだとがんばっている人のところへはいろいろ来たりしている現実、この感覚わかります?
がんばっている人のところへは、運が来るんです。だから、成功への加速力も得られるんだと思います。自分のがんばり以上に幸せになっちゃうケースがあるんです。世の中は不平等であると私は考えています。運も実力のうちとはよく言ったものです。
お金にがつがつするわけではないのですが、がんばりに対して結果が出やすい場所は?
一番大切なことは、先生が勤務している歯科医院のボスと信頼関係があるのかどうか。次は、そのボスが先生の思いを理解しているか。最後に、先生が昇給に結びつくがんばりをしているか。その計画をボスが十分理解していて受け入れているか。等のチェックをまずしてみてください。
勤務の先生の給与が、正当な理由によるものでも、昇給を嫌がる院長先生も少数ではありますが存在します。人間には、妬み、嫉妬、羨望などの感情があります。なので、出来るだけ器の大きいボスのいる職場が適していると思います。私の勤務医時代を振り返ると、このような感じです。
