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関潔のお悩み相談室(卒後研修生の方)

卒後研修を来年終えます。将来はどのような道があるのですか。

大学院へ進学 専攻生で残る 開業医へ就職 開業 大きな会社の歯科診療室に入る 実家を継ぐ 公務員になる先生も少数ですがいらっしゃいます他

開業医へ就職したいのですが、どういう点を重視しましたか。

院長の考え方でした。当時は、患者さんも比較的多かったのでどのように治療していくのかというようなところを重要視しました。今は、皆さん生き残りをかけていますので治療の仕方に加えて患者さんの増やし方に重点をおきます。

したがって、1ヶ月の患者さんの数なんかを教えてもらい、全国平均の1.5倍以上できる事なら2倍以上が理想といえます。なぜなら、自分の持ち患者さんがなければ技術の向上や自分の収入アップは困難と思われるからです。

就職先は都内が人気ですが、地域で選ぶのではなく患者数の多い医院を選ぶことがポイントになります。どうして、この医院には患者さんが多いのかとかそのやり方みたいなものを吸収されると後々あなたの大きな財産になります。

今私が卒後間もなく歯科医院に勤務医として就職したら、まず診療が出来るようになってから経営の勉強をすると思います。

ここでのポイント:昔は、技術。今は技術習得の後に経営術。

自宅から通いたいのですが通勤時間はどのくらいまでが適当でしょうか。

自宅からなら30分以内にしたほうが長続きします。引越しをするのでしたら徒歩圏ないしは自転車での範囲が理想です。勤務歯科医師の場合、交通費がつかないところも結構あります。車の場合、駐車場が無い場合もありますので。

私の場合は、勤務先の近くにアパートを借りていました。こういう行動も勤務先の信頼を得るのに一役買ったようです。

最初から引っ越さないで、1〜2ヶ月様子を見てから引越しをする作戦もあります。引越しをしたくなるくらい楽しい職場であることが一番ですね。

関さんは自宅から通われたのですか。

私の実家は新潟、大学は埼玉、就職は東京・埼玉だったので、勤務地が変ると引越しをしていました。徒歩では10分以内 車で5分以内が自分での目安です。

職場からの交通費の負担を小さくする意味でも近くがいいと思います。(こういうこと考える先生少ないので考えられるあなたはチャンス)交通費自己負担ならなおさらです。(ここで考える先生は普通です)ちなみに私は勤務医時代に交通費をもらったことはありません。

ここでのポイント:まず、自分レベルで考えます。 そして、周りのことも考えます。自分レベルで考えたことが自然と周りにプラスになるような考えになると事は非常にスムーズに運びます。

それで、自分で出来ることがあればそれを行動で表現していきます。私は、こういうことが以外と無意識でしてしまったのですが、今振り返れば随分と得をさせていただきました。まさに、成功へ加速されるんだと思います。

卒後1年目はどのくらい勉強しましたか。

12時前に寝たことの記憶がありません。実際は寝ていたのでしょうが気持ち的にはこんな感じです。勉強に王道はなさそうです。堅実が最終的には大きな力になりました。

私の勉強に対する考え方は、出来る時にする。後でしようとするとなかなか出来ないことが多いのが社会人です。私の経験からの考え方です。

研修会には参加していましたか。

1年目は、年2〜3本以上の参加を自分に課していました。今でも年間3本以上は参加しています。

【知識技術習得の他に研修会参加で得られたこと】

  • 勉強熱心な先生を目の前にすることが出来る
  • 自分が今どのあたりにいるのかを知ることができる
  • そういう先生と知り合いになれる

研修会は、参加してみて人によってその収穫内容は違うように思います。まずは何か興味のあるものに参加してみましょう。どれにしたら迷う場合は勤務先のボスに相談してみてください。

就職先は関東を考えていますが、関さんならどの県にしますか。

私は県で考えるのではなく、まずは患者さんが多い医院を選びます。なぜかと言いますと、経営危機に陥っている歯科医院の原因の多くは、患者数の減少によるものと思われるからです。

私なら患者数の多い歯科医院に就職して、自分も患者さんを増やせる力を身に付けることを最重要課題とします。歯科医院を経営危機に陥れる原因は他にもたくさんあると思いますが、患者さんを増やす力(増患力)が身に付いていればその80%以上は回避できるだろうと考えています。

自分が診療していると患者さんがじわじわ増えていく感触を、是非とも勤務医時代に体験していただきたく思います。私はこの感触を勤務医時代に体験していたので、開業してからのハードルをひとつ下げることが出来ました。このことを勤務医時代に出来ていたことは非常に自分は運が良かったと思います。

関さんは東京23区内で就職したそうですが患者さんはいたのですか。

約20年前の話で、当時は23区内でも患者さんは十分いました。話は変わりますが、今も都内勤務を希望する先生が多いというのをよく耳にします。私も最初都内で勤務したのですが、結果としては自分には合わなかったのが結論です。

ビルに囲まれる町並みより、田舎のほうが肌に合っていました。1ヶ月3万の駐車場にも馴染めませんでした。で、今の場所加須市は都内より肌に合っていると思っています。

駐車場も4000円だし、都内から50kmで電車で60分以内だし、高速道路のインターまで5分と都内の利用は十分可能です。でも物価は安い、保険点数は全国統一価格です。

何より患者さんが多いこと、ユニットの増設がしやすいことなどが挙げられます。2台から始めたユニット数も現在6台になり、8台までは配管済みになっています。これで、1ヶ月1000人位まで対応できると考えています。

都内ではこうは簡単にいきません。 ここでの気づきは、収益が見込めるところ、消費するときの物価は安いところ、研修や便利さも考えた場合、都内を忘れない距離、なんかが私が良かったと思えるところです。

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