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今の時代、関さんは成功要因で一番のキーワードは何ですか。
ズバリ、『増患力』です。患者さんを増やす能力(増患力)を身に付けているかどうかが、勝敗の80%を占めていると考えています。
経営的に廃業している歯科医院は、経済的に行き詰まりの状態になっています。その原因の多くは患者数の減少から来ているものと考えています。
将来開業したいのですが、どのようなスタイルがありますか。
手っ取り早いのが、実家を継ぐ 実家が歯医者でなければ一番オーソドックスなゼロからの開業、流行の居抜き開業、これから増えるかもしれない繁盛歯科医院の継承等があげられます。
どれがいいのかという質問がよくあるのですが、自分ならどれが一番有利に展開しそうかというように考えていくと、自分にとっての一番が見つけやすいと思います。卓球だってラケットを選べるじゃないですか。
実家を継ごうかと思いますがメリットは何ですか。
すでに患者さんがいること、開業資金が要らない、スタッフがそろっている等、すぐ診療が開始できることと初期投資がかからないことです。
ここでのポイント:仕事がしやすいかどうかの確認をしておけば、かなり有利な開業と思われます。すでに患者さんがいるというのは、今の時代強い味方になります。
ゼロからの開業のメリットは何ですか。
すべて初めから行なうので気持ちが良い。すべてが新しいことです。開業後にしていく準備が万端な場合は成功する確率はかなり高いと思います。
準備が不足していてただ開業したんです、のレベルですと、開業後に苦労することになります。準備に勝る成功への特効薬はなさそうです。
居抜き開業のメリットは何ですか。
実家を継ぐに次いで、開業資金が少なくて済む。初期投資金額を低く抑えることが出来る。
ここでのポイント:安い理由があるので安いのです。この理由が気にならない範囲ならメリットはあると思います。
繁盛歯科医院の継承のメリットは何ですか。
無料レポートで、このことについて書いています。
歯科業界が厳しさを増す要因は?
患者数の伸びより、歯科医師数(医院数)の伸びの方が早く一歯科医師に対する患者比率が年々下がってきているから → 需要と供給の関係
これが一番かと思います。他にもたくさんあると思いますが、まずはこの点を押さえておきたいと思います。供給が需要を上回った時から競争が始まります。
ここでのポイント:歯科医師免許を持っている先生が全員必要とされる時代が終わったことを意味しています。
最終的に歯科医院が行き詰まるのはどういう状況ですか。
金銭的に行き詰まって終わっています。患者さんの数が少なくなって医院に入るお金が少なくなるからです。80%は患者数が原因と考えられます
患者さんを増やせる力(増患力)を、開業前の勤務医時代に身に付けておくと、開業してから行き詰まりのリスクをかなり小さくすることが出来ます。
開業すれば患者さんのほうからやってくる時代に始めた先生で、増患力のない先生で患者数を確保したい先生が、今苦しんでいます。
増患力を身に付けるコツ:自分が増患力を身に付けたいと思うこと。増患力を大切にしているボスのいる医院に就職すること。増患力のある医院で仕事をすること。そしてこれが究極です、勤務医時代に身に付けること。
全国の歯科医院数は?
約7万件です。これからも増加傾向ですがその速度は遅くなりそうです。開業するメリットが以前より小さくなりデメリットが大きくなってきたからだと思います。
必ずしも開業ということではなく、まずはスーパー勤務医を目指し、開業のメリットがデメリットよりかなり大きく見える自分になった時に開業すれば成功する確率は飛躍的に伸びると思います。
ここでのポイント:開業のハードルが高くなったので、勤務医でもこれからはスーパーな勤務医が増加してきて勤務医の中でも色分けされていく。普通の開業はデメリットの方が目立ってきたので開業するならそのデメリットを打ち消す準備がしてあるのかどうかが重要視される時代となった。開業の方法も一考に値する時代を迎えました。
業績の横ばいないしは上昇している割合は?
歯科業界を業績で分けると業績が良好が20%、普通が10%、ジリ貧が70%ととらえています。自分のところでお世話になっている材料屋さんに聞くとこんな割合になります。横ばいないし上昇は30%ということになります。
自分の業界のデータを知っておくことは非常に重要です。資格試験を受ける時だって合格率がどのくらいかを見てから勉強を開始しますよね。ここで、ジリ貧はダメであると否定しているわけではありません。過去に黄金期を過ごし、今はゆっくり流れに任せても十分という先生方もたくさんいらっしゃるのです。たくさん来なくて丁度良いという先生もいらっしゃるのです。
私がお伝えしたいのは、これから歯科医師として生き抜いていこうという先生方に限っています。同じデータでも自分のポジションによってとらえ方はぜんぜん変わってきてしまうのです。
これから開業を考えていますが、従来には無い注意点は何ですか。
10年前ぐらいまでは開業イコール成功みたいなものがありました。私はこんな風に感じていますが皆さんはいかがでしょうか。
従来にない注意点というと、今は開業イコール成功みたいなものは全く無いと思っていいほど、厳しい時代を迎えているのではないかという点です。
なら開業を否定しているのかというと、全面的に否定しているわけではありません。私なら、従来一番多いゼロからの開業はまず考えないでこれより少しでも有利な開業法を選択します。
なかなか大変な作業になるかもしれませんが、見つける事が出来るのなら開業してから人並みに苦労することを考えるのなら、一考の価値があると思うのですが。
ここでのポイント:従来とは違う優位な開業法はないか検討してみる。
歯科医師の未来は?
工夫をすれば、まだまだ思いっきり楽しく明るいと思います。ただ、準備は早い方がいいと思います。みんなが眠っているうちに!
歯科業界も成熟業界になりましたので、成功者は少数になっていくと思われますが、成功者がゼロになることを意味しているわけではありません。
ここで重要なことは、業界全体の流れに身を任せて自分の未来を迎えるのではなく、自分が将来どうなりたいのかという未来像を先にイメージしているのかどうかということです。それに向かって今を考えていけば、かなり前向きな人生と言えるのではないでしょうか。
